茶をイギリスにもたらしたと言われる、ポルトガル・ブラガンザ王家のキャサリン妃
彼女の幼少期を詳細に記載した本があります。📚
スペインから独立間もないポルトガルのブラガンザ王家で弟のペドロと共に、激動の運命にさらされます。
親族の裏切り、母王妃の立場の危うさに自分たちはどのようななるのか不安な成長期を迎えます。
王族に生まれた女性の運命は「同盟による婚姻」と定められていて、キャサリンも例外ではありませんでした。
独立間の無いポルトガル王家にはお金はありましたが「ファッション」とは程遠い世界で、スペインの貴族の
古い様式をまねてドレスを作っていました。
そのため、肖像画がパッとせず田舎くさい雰囲気でお見合いの肖像画は人気がありませんでした。
当時のヨーロッパで一番貧乏国だったイギリスだけがキャサリンとの婚姻を望みます。
その理由はポルトガル国が持っている豊富な資金源です。
敬虔なカトリックのキャサリンには、イギリスに嫁ぎ何を想ったのでしょうか
父王にチャールズ二世の浮気耐えられなく、何度も手紙を出し帰国を望みますがかなうわけもありません。
唯一の心の救いはキャサリンの私邸にカトリックの礼拝堂を特別につくてもらい、日々の祈りに捧げて
いたそうです。
プロテスタントのイギリスでは異例中の異例。これもチャールズ二世の計らいと言われています。
チャールズ二世は優しく、時折王妃と共に食事をしますがすぐに愛人たちの下に言ってしまう日々。💧
キャサリン・オブ・ブラガンザとしての本領発揮は、チャールズ二世が亡くなりポルトガル帰国し
弟ペドロとの共同統治を行ってからです。💪
当時貿易先進国のポルトガルで飲んでいた貴重なお茶はイギリスにもたらされ、砂糖も持参し宮廷内では
それなりの地位は確保しましたが、泣き暮らしていたことが真実のようです。⤵
王家の婚姻はなんと残酷なことなのか、様々な文献を読んで一般人でよかった〜〜などと思っています〜
4月のレッスンには「優しい紅茶クィーンキャサリン・オブ・ブラガンザ」がテーマです。💗
今までとは違う視点で、キャサリン妃の内面とブラガンザ朝の成り立ちを含めてレッスンを
進めたいと思っています♪